女峰山
■11月19日(土) 日光駅−霧降高原−小丸山−赤薙山−奥社跡−女峰山−唐沢小屋(小屋泊) ■11月20日(日) 唐沢小屋−女峰山−富士見峠−志津乗越−東京駅
西武新宿線、西武池袋線、JR武蔵野線、JR埼京線、東北新幹線、JR日光線と6つもの路線を乗り継いでやっと日光駅に到着。JR日光駅前のバス停で霧降高原行きのバスがやってきて、「しもふり高原までは幾らですか?」と運転手に聞くと「650円です」の返答があるが、車内アナウンスで「きりふり高原行きのバスです・・・」と流れ読み方を間違えたのに気付いて恥ずかしかった。きっと運転手も心の中で馬鹿にしていたに違いない。
霧降高原に向かう大きなバスには、僕とちびっこを含む家族5人と、観光客が1人だけしか乗っておらずガラガラだ。途中で雪がパラパラと舞っていたが、空は青空だし一時的なものだろうから気にせずに車窓の景色を楽しんで霧降高原に到着。到着するなり目の前に草原が広がる事を想像していたのだが、だだっ広いアスファルトの駐車場であり、高原の雰囲気は全く無くてがっかりだ。
営業終了済みのリフト乗り場に向かう途中で振り向くと日光市の展望が見えた。そして遥か先には山らしきものが見えたが筑波山だろうか。
リフト乗り場に到着。恐らく夏ならば登山道を登らずにリフトに乗ってしまっていたに違いない。でも、リフトは11月初旬で営業が終了しており人力で登らねばならないのだ。高原ハウスの横を通過して小丸山へのハイキングコースを登る。
小丸山に到着すると、雪が降ってきてこの先どうするか迷う。というのも急遽決定した登山であり、何の下調べもなく晩秋登山を思い描いてやって来たために装備が貧弱なのだ。アイゼンもストックもピッケルも持ってきておらず、手袋も薄くて手が冷たい。正直下山して日光観光して帰ろうかと思ったのだが、せっかく来たのでこの先の赤薙山まで行ってから考える事にした。
展望の無い赤薙山に到着。山頂では3人の登山者がシートを広げて昼食を食べていた。この先に行くのか確認すると、このまま下山するとの事だ。う〜ん、自分はどうするか考えたが女峰山の山頂でパノラマ写真を撮影している自分しか想像できないので、このまま先に進む事にする。
標高が上がるにしたがって雪も多くなってくるが、そんなに歩き難くもないのでどんどん先に進む。
独標に到着するも、女峰山はまだまだ先だ。360度の展望広がる独標でパノラマ写真を撮影して女峰山を目指す。
積雪量は多くないが、もう完璧に冬山です。ここで結構雪が降ってきて、カメラを濡らして壊したくないのでザックにしまう。この先13:40分位に男性4名とすれ違ったが、後でメールが届いてびっくり。高校の山岳部の顧問の先生と生徒3人だったらしく、顧問の先生はいつも僕のホームページを見てくれているらしい。ありがたいものです。今度一緒に山に登りましょうとお誘いを受けたので今後一緒に山に登る事になるでしょう。楽しみだ!
【14:53 女峰山】
女峰山に到着。それにしても女峰山直下の岩場の登りは雪が積もっていて滑ってかなり怖かった。いつもならここでパノラマ写真を撮影するが、貧弱装備でかなり寒くて手はガチガチ。寒さで顔も痛い。女峰山の展望は明日晴れれば見られるだろうから、近くに見えている山頂にも立たずに避難小屋への道を急いで下る。
避難小屋へ向かうガレ場の下りはくせものだ。転んでも死ぬ事はない傾斜だけれどこれがまた良く滑る。何度かコケながらも何とか下る。
なんとか怪我せずに避難小屋に到着。これでとりあえず凍え死ぬ事はないので安心。小屋前には足跡があったので「誰かいるかな〜」と思って中に入るが誰もいない。どうやら今日は一人きりの夜になりそうだ。と思いながらザックから荷物を取り出していると、ガラガラと扉が開いて同じく単独行の山中さんが到着。避難小屋は2階建てで広く、ここで一人で寝るのは少々怖かったので山中さんが来てくれて大助かりだ。残っていたロウソクに火を灯し、カレーを作って夕食を食べる。
夕食を食べてシュラフに入る前に小窓を開けて外を見ると、日光市の夜景が綺麗だ。窓にカメラを置いてセルフタイマーで夜景を撮影。下界ではみな部屋を暖かくして鍋でも突いているに違いない。その点こちらはマイナス7度。寒いのですぐにシュラフに入って明日の天気を期待して眠りについた。
2日目は晴れ。だけど山頂部は雲がかかったり取れたりの微妙な感じだ。昨日の時点で当初の予定の男体山までの縦走は諦めており、今日はこのまま日光東照宮への登山道を下るか昨日来た道を引き返すかどちらかを決断しなければならない。山中さんのお誘いもあり、とりあえず山頂に向かってそこから先は山頂で考える事にした。
男体山を横に見ながらガレ場を登る。寒いけど天気が良くて展望が望めれば問題なし。霧氷の先に男体山が見えて良い光景だった。
山中さんと一緒にガレ場を登るが山中さんのアイゼンは登山靴と相性が悪くてすぐに外れるらしく、アイゼンの締めなおしに時間がかかるので先に進む。
見えて来ました女峰山。昨日は撮影出来なかったパノラマ写真を撮るためにザックをここに置いて、カメラと三脚を持って山頂に向かう。
女峰山の山頂にはピーンと張り詰めた空気が流れていた。いいねー、この冬のピーンと張り詰めた空気って結構好きだ。山頂からのパノラマは雲がかかっていて完璧な展望とはいかなかったが、何よりも今シーズン発の冬景色を見る事が出来て最高の気分だ。
霧氷も綺麗。夏山もいいけど、冬山の景色もいいねー。
山中さんが車で送ってくれるというので甘えて一緒に富士見平に下山する事にした。女峰山の帝釈山側の斜面はかなりの急傾斜で、夏なら屁でもないが冬は結構怖い。アイゼンも履いてないので安全を考えて巻き道を下るが、この巻き道も足場がもろくて崩れまくるので結構怖かった。
風がかなり強いけど、樹林に遮られる事のない尾根歩きは最高だ。晴れていればもっと最高だったんだけどな。
帝釈山に到着するも、雲がやってきて付近の展望は何も見えなくなってしまった。少し待つが晴れる気配がないので、山中さんと相談して下山する事にした。
富士見峠に向かう途中で晴れ間が見えてきて、もう少し帝釈山で粘っていればよかったと2人で後悔。でも戻って展望を見に行く気はしないのでひたすら下り、開けた場所の富士見峠に到着。山中さんに「どうする、小真名子山に行く?」言われるが、へたれの僕は0.5秒で「林道を歩きます」と返答した。
富士見平を下ると途中で左手に女峰山がくっきりと見えて格好が良い。女峰山は日本百名山の男体山の影に隠れて有名ではないが、何気に男体山と標高は3mしか違わない。形を見ても男体山よりも女峰山のほうが圧倒的に格好良いし、先に女峰山に登っておいて良かった。本当に良い形なので見納めとばかりに何度も写真を撮影した。
ひらすら林道を下ると、男体山が見えてきた。今回は登れなかったが、今度は雪解けの時期に男体山単体で登る事にしよう。それにしてもこの縦走路はアップダウンが激しく、逆に暑い夏のほうが歩くのは辛いのではないだろうか。てっぺんぶろさんの登山記録を見て来たものの半分しか歩けず、やっぱ僕はへたれだなー。
相変わらず林道歩きは苦手で足にマメが出来てしまうが、なんとか志津乗越に到着。帰りは山中さんに東京駅までしかも無料で送って頂き帰路についた。山中さんありがとうございました!
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