西穂高岳〜奥穂高岳縦走
■8月27日(土) 帝国ホテル−西穂山荘−独標−西穂高岳−赤石岳−間ノ岳−天狗岳(テント泊) ■8月28日(日) 天狗岳−ジャンダルム−奥穂高岳−前穂高岳−岳沢ヒュッテ−上高地
結局、夜行バスも夜行列車のどちらのチケットも入手出来なかったので、金曜日中にスーパーあずさに乗って松本駅まで移動する事にした。松本駅に到着し、駅内で朝まで仮眠しようと思っていたのだが、深夜1時に入り口のシャッターが閉まるらしく、係員に駅内から締め出されてしまった。仕方が無いので、松本駅前でビバークするが、深夜にも関わらず人通りが多いので落ち着いて眠れなかった。
松本駅始発の4:30の電車に乗り、新島々駅でバスに乗り換えて帝国ホテル前で下車。帝国ホテルの前を通り過ぎると、山には似合わないタキシード姿の従業員に「おはようございます」と丁寧に挨拶された。さすが帝国ホテルで、格好も態度もしっかりしているなぁ。
西穂高岳登山口に到着すると、「この先水場はありません」の看板がぶら下がっていた。地図には水場マークが記載されており、途中で水を汲んで行こうと思っていたので予定が狂ってちょっとがっかり。まぁ、とりあえず2リットル分は持ってきているので残りは西穂山荘で買えば問題ないだろう。
登山道は樹林帯の道で展望がなくてつまらないが、ちゃんと整備されていた。西穂山荘に行くのに、わざわざ上高地側から登る人は少ないのか、たったの1人しか途中で出会わなかった。おかげで夏山シーズンにも関わらず混雑せずにストレス無く歩けて快適だ。
「ここから先水場はありません」と登山口の看板に書いてあったのだが、実際来てみるとかなり細いが水は流れていた。山荘で金を出して水を買うのも馬鹿馬鹿しいので、ここで2リットル分の水を汲む。おかげでザック内の水の量は4kgにも及び、この先ヒーヒー言いながら登る事になってしまった。
西穂山荘に到着すると、新穂高温泉からロープウェーで登ってきた登山者が沢山おり、山荘前のテーブルは混雑していた。朝からおにぎり一つしか食べていなかったので、さすがに腹が減り、ここでバナナを食らう。久し振りにバナナを食べて余りにも美味いので、持ってきた分全部を食べてしまい、おかげでザックが少し軽くなった。
ガスガスで気分は乗らないが、とりあえず西穂高岳に向かう。
独標に到着するもガスガスで全く何も見えない。天気予報は2日連続晴れなのだが、金曜日が曇りの予報だったので、どうやら若干後ろにスライドしているようだ。という事は午後は晴れ?期待を込めて西穂高岳を目指す。
西穂高岳に到着。山頂は老若男女問わず人だらけで、ガスが取れて上高地や独標方面が見える度に歓声が沸いて大賑わいだ。
なかなか西穂高岳に来る機会もないだろうと思い、山頂でガスが取れるのを1時間程待つが、岐阜県側のガスが分厚くて一向に取れる気配が無いので我慢し切れずに先に進む。
ついにここから奥穂高岳までの間が地図には点線で記載されている危険地帯とされるルートだ。途中には水場も山小屋も一切無いので、準備は万全に行きたいものだ。写真を見ると、「よくもまぁこんな所を下ってきたなぁ」と思うが、実際にその場に行くと急傾斜も急に感じなくなるのが不思議なものだ。
今後のために登山道の写真を撮影しようと思うが、ガスガスでロクな写真が撮れない。登山道は浮石が多く、誤って踏みつけると崖下転落→即死亡という可能性があるが、これは北アルプスの他の登山道でも一緒だろう。
逆層スラブの鎖場を通過。思ったよりも大した事は無かったが、雨の日はかなり辛いかもしれない。
赤石岳に間ノ岳という南アルプスの山と同じ名前のピークを通過し、本日最後のピークの天狗岳に到着。このまま先に進んでもよかったが、僕の目的はピークから展望を眺める事とパノラマ写真を撮影する事なので、このガスガスの状態で先に進んでも意味がない。元々天狗岳を下った先の避難小屋跡で幕営しようと思っていたのだが、天狗岳直下にガレ場ではあるがフラットな幕営的地を発見。山頂に近ければ明日の朝に朝焼も眺められるだろうと思い、ここにテントを張って一夜を過ごす。
【15:38 天狗岳より奥穂高岳方面を望む】
時折付近のガスが取れて奥穂高岳方面がちらりと見えるが、結局一度もはっきりと見える事は無かった。この時間でも単独行のおじ様が2名程奥穂高岳に向かったが、穂高山荘に到着する頃には真っ暗だろうから少し心配してしまった。テントで昼寝して、夕方に夕焼けでも見ようと思い外に出るが、ますますガスが濃くなってきて何も見えないので、晩御飯を食べて明日に備えて早々に寝た。
2日目に続く
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