甲武信岳
■5月3日(火) 韮崎駅−みずがき山荘−富士見平小屋(テント泊) ■5月4日(水) 富士見平小屋−瑞牆山−富士見平小屋-大日小屋−大日岩-金峰山-朝日岳-大弛小屋(テント泊) ■5月5日(木) 大弛小屋−前国師岳−北奥千丈岳−国師岳−東梓-両門ノ頭-水師-甲武信岳-西沢渓谷-塩山駅
今日の行程は長いので4時に起きて早出しようと思うが、どうしてもグズグズしてしまい、この時間になってしまった。小屋横の水場で水を汲んで国師ヶ岳へ向かう。
昨日甲武信岳から到着したグループに道の具合を聞くと、「登りの場合はアイゼン付けて登ったほうが歩きやすいよ」と言われたので、小屋前からアイゼンを付けて歩き出す。しかし、木で出来た階段を思い切り傷付けてしまうので、何だか申し訳ない気がした。
前国師岳に到着。微妙な展望なので写真を一枚だけ撮って先に進む。
国師ヶ岳に向かう途中で、北奥千丈岳に向かう分岐が現れたので、ザックをデポしてカメラと三脚のみを持って、北奥千丈岳に向かう。今日は晴れなのだが春の霞みにやられて視界は悪く、良い展望を望む事は出来なかった。
デポしたザックを回収し、少し進むと国師ヶ岳である。一つ前の前国師岳には何故「ヶ」が付かないのか謎であり、そもそも槍ヶ岳・八ヶ岳などに含まれる「ヶ」には何の意味があるのかよく分からず一人で考える。「ヶ」が無ければ槍岳・八岳となるが、別にそれも悪くないような気がする。逆に白馬岳・五竜岳に「ヶ」を付けると白馬ヶ岳・五竜ヶ岳と何だか変な気もする。単なる語呂合わせだけなのだろうか?未だに謎である。
国師ヶ岳から東梓手前までは残雪がかなり多く、足を取られながら進む。途中で5.6歳の子供を連れたお父さんがいたが、時期にもよるが、正直僕には子供を連れてきて一緒に歩いて楽しめる縦走路では無いように感じた。そんな事は親の勝手だろうが、僕が子供だったら恐らく「疲れたー」と悲鳴を上げるだろう。
両門ノ頭では思わぬ人に出会う。北岳で迎えた3日目の朝に僕のテントを通り過ぎて北岳に向かった単独のおじさんだ。どちらかというと僕は登り応えのあるルートを選ぶ傾向にあるが、やはり単独行者は考える事が同じなのだろうか。それはさておき、2人で北岳登頂に至る苦労や素晴らしい展望について話し、とても楽しい時間を過ごせた。
両門ノ頭からは富士見・水師・甲武信岳の間に3度の登り返しが続き、残雪豊富で足を取られ、非常に体力が消耗する苦しいルートだ。
木々に覆われて展望の無い水師に到着するも、疲れていて「何だよ水師って、名前の意味わかんねーよ」と一人ムカついてしまう。
水師を下ると分岐に到着。ひたすら繰り返される登り返しも、あと1回で終わりなので頑張って登る。
残雪たっぷりの斜面を登りきると、樹林帯から瓦礫の道に変化し、登りきると甲武信岳山頂に到達。霞が酷くて展望は余りよろしくないが、それでも朝から6時間かけて歩いて来ているので到達した時の喜びは相当のものだ。
山頂でゆっくりしたかったが、西沢渓谷入口の15時台のバスを逃すと17時までバスが来ないため、パノラマ写真を一枚撮って早々に甲武信小屋まで降りてきた。小屋で飲み物を買いたいが従業員がいないので、お金を置いて商品持って下山する。
下山と言っても木賊山を一登りして後の下山である。重い足を上げて木賊山に到着するも展望の無い山頂であり、感動は薄い。そういや、木賊の読み方が分からなかったので、この縦走路で出会う登山者に確認するも、この山の名前を的確に答えてくれる方は一人もいなかった。後で調べて「とくさ」と読む事がわかったが、ある人は「きこりやま」・「きぞくやま」惜しい人は「きくさやま」と読んでいた。ちなみに木賊とは山中の湿地に自生するトクサ目の常緑性シダ植物の事だそうだ。
展望が開けた場所から下界を望むと西沢渓谷が遥か遠くに見えた。まだまだ大分下らねばならないようだ。
う〜ん、どこかで見た光景だなぁと思っていたら、僕の愛読HP「あの空の下で会おう」の金峰山・甲武信岳の登山記録で紹介されていた写真で見ていたのだ。紅葉の時期はさぞかし綺麗だろうなぁ。
さすが登り5時間の登山道で、傾斜も急である。当初はこちらから登ってみずがき山荘に下山というプランも考えていたので、こちらを選択しなくてよかった。この登山道から今回の縦走をスタートすると1日目で体力を使い果たしていただろう。
徳ちゃん新道登山口から5分程行くと、戸渡尾根コースの登山口が現れる。
戸渡尾根コース登山口を少し行くと、トイレを含む建物があり、更に橋を渡って進むと、西沢渓谷入口に到着。この付近まで来ると登山者以外にも新緑・滝見学の観光客の姿が見受けられ、GWを満喫といった感じだ。何とか15時台のバスに間に合ったので、名物のよもぎ餅を買って、バスで塩山駅に向かい帰路に着いた。