安達太良山

■2月19日(土)
あだたら高原スキー場−勢至平−くろがね小屋(小屋泊)
■2月20日(日)
くろがね小屋−避難小屋?−くろがね小屋−勢至平−あだたら高原スキー場

しんごさんのHPの掲示板を見ると、安達太良山に行くらしく、山行内容が記載されていた。雪山の経験を積みたかったのと毎週のように山に行っている方々の話が聞きたかったというのもあり、図々しいが「僕も参加させてください」と掲示板に書き込んでみた。すると何と、得体の知れない怪しげな僕にも快く参加OKの返事を頂き、当日新宿駅で待ち合わせて安達太良山に連れて行って貰える事となった。

【11:30 あだたら高原スキー場 駐車場】

今日はまさこさまは来られないと聞いていたのだが、待ち合わせの場に現れびっくりした。 会津は遠いイメージがあったのだが3時間半程で到着し、スキー場の駐車場に車を駐車し、身支度を整える。

【11:53 あだたら高原スキー場 出発

下界では雪は降っていなかったが、スキー場に来るとちらほら雪が降っており、やはり晴天に比べると視界が悪い。この天気に山に登るのは僕達だけかと思いきや、中高年大パーティーやらで意外と登山者は多かった。スキー場を横切って、くろがね小屋方面の登山道を進む。皆はスタートからスノーシューを取り付けていたが、僕は一本締めのワカンで取り付けが面倒なので、とりあえず行けるところまでワカンなしで進む事にした。

【14:03 たぶん勢至平】

案内板など無いが、平らなので恐らく勢至平だろう。視界があってトレースがあるから良いものの、視界が悪くトレースが無ければ今の自分では確実にルートを間違えそうな場所だ。

【14:30 くろがね小屋まであと少し】

何気にここまでスノーシューの踏み後をつぼ足で歩いて来ていたのだが、くろがね小屋が視界に見え始める頃から、一歩踏み込む度にズボズボと雪面に足が埋まり、つぼ足の限界が訪る。勢至平付近からしんごさんが何度も「ワカン履かなくて大丈夫?」と言ってくれていたのだが、やっぱりしんごさんの言う通りにワカン履いておけば良かった。とは言え、もうくろがね小屋が見えているので今更取り付けるわけにもいかず、しんごさんに尻を押されながらつぼ足でズボズボ雪に埋まりながら進み、何とかくろがね小屋に到着する事が出来た。

【14:49 くろがね小屋】

ウェアやザックに付いている雪を払い落とし、小屋内に入るとそこはホカホカの極楽地だ。割当てられた1号室は8人部屋に6人でゆったりと使えたので快適だ。部屋内に荷物を置き、早速この小屋の売りである温泉に入る。温泉には湯ノ花がたっぷりと浮かんでおり、毛に湯の花が絡まる事件に遭遇して面白かった。温泉の浴槽は大人が5人も入れば一杯で狭いのだが、こんな山の中で汗を流せるだけ幸せである。夜は三号さんが持ってきてくれたもつ鍋で宴会を行い、皆のネタ話で盛り上がり、就寝時間になっても興奮は冷めやらずに、ヘッデンで明かりを確保してデジカメ写真鑑賞で盛り上がった。

【6:00 起床】

朝6時になり、小屋の主人の「朝食でーす!」の一言で目覚める。とりあえず外に偵察に行ってみるが、外は風が吹き荒れて視界も100m程と悪いので二度寝し、結局出発は8:30となった。

【8:34 くろがね小屋 出発】

昨日の教訓から小屋前でワカンを取り付けて出発する。ワカンはやっぱり浮力に関してはスノーシューにはかなわない。スノーシューに勝るものとしては、「値段が安い」「軽い」「取り回しが効く」とこんなもんだ。まぁ用途にもよるだろうが、この山にはスノーシューのほうが断然に使えるという事は言えるだろう。折角の文明の力を使わないのは勿体ないので、今シーズンは我慢するが来シーズンはスノーシューを買う事にしよう。

【8:46 避難小屋?前で作戦会議】

くろがね小屋を10分程登ると小さな避難小屋らしき小屋があり、その付近でリーダーのしんごさんが撤退を決意。僕は奥穂高岳を目指して岳沢ヒュッテまで行っておきながら、山頂がガスって展望が望めないというただそれだけの理由で山を降りて来てしまう位諦めが早い人間なので、撤退する事に関しては何ら問題は無い。とはいえ、僕も含め皆は「ここまで来て」という気持ちが働くのか中々足が下山に向かわない。

 

【9:00 撤退中】

結局、ベテランもいないし、トレースもすぐ消えてしまいそうな感じであったため、撤退する事となった。やはりこのような時は言いたい事をはっきりと言ってくれる人間がいると助かる。皆で「行きたい」「行きたくない」と心の中で思っていても何も解決はしないのだ。と言う事でリーダーのしんごさんに感謝。山は逃げないのでまた来ればよいのだ。

【10:13 下界が見えてきた】

この頃には風も弱くなり、もう危険・不安を感じる状況は無くなった。下山途中に休憩していると、めぐさんがスキー登山爺さんに「風が強くて引き返してきたんですよ〜」と話していた。すると爺さんに「この山の天気はいつもこんなもんだよ」「東京からわざわざ来て山頂まで登らないのは勿体無い!」と言われてしまう。で、「爺さんはどこまで行くのだ」と聞くと「今日はくろがね小屋に泊まって、明日は山頂に行かずにスキーで降りる」という。なんだそりゃ、結局自分は登らないんじゃん!

【救助訓練遊び・尻セード・腹セード】

下山途中にある橋の付近で、沢登りの経験があるすけろくさんに教えて貰いながら救助訓練遊びを行った。でも僕はしんごさんが真面目に訓練に励んでいる中で、尻セードと写真撮影に夢中で、全くおかまいなし状態だった。すんません・・・。それにしても三号さんの腹セードは見事だった。

【11:41 あだたら高原スキー場】

滑落救助訓練を行った場所からスキー場のゲレンデまでは意外と近かった。沢山のスキー・スノーボーダーの合間を抜けて駐車場に到着し、温泉ホテルの日帰り湯に寄ってから帰路に向かった。

山頂には到達出来なかったが、快適なくろがね小屋で温泉に入る事が出来たし、初めて山好きのみのグループ登山に参加させてもらい、とっても楽しかったので大満足だ。今まで単独行ばかりだったので、グループ登山の楽しさは分からずにいたのだが、グループ登山って良いもんだ。皆さんまた機会があれば是非誘ってくださいね〜。