水晶岳・鷲羽岳


■2004年9月3日(金)
雲ノ平山荘−祖父岳−ワリモ北分岐−水晶小屋−水晶岳−水晶小屋−ワリモ北分岐−ワリモ岳−鷲羽岳−
三俣山荘−三俣蓮華岳−双六岳−双六小屋(テント泊)
■2004年9月4日(土)
双六小屋−花見平−鏡平山荘−わさび平小屋−新穂高温泉−松本駅−国分寺駅


5,6日目を見る(五色ヶ原→薬師岳→雲ノ平)
7日目  
【05:55 雲ノ平山荘を出発】

今日でついに山に入って7日目だ。

他の登山者が3時半位に起き出して目が覚めてしまい、4時に起床。今日は水晶岳と鷲羽岳の展望を見て双六山荘まで行ければ良いので出発はゆっくりでよく、6時ちょっと前に山荘を出発。

【06:00 凍った木道を歩く】

「まずは祖父岳に登るぞー!」と気合を入れて木道上を歩こうとするが、木道が凍っていて、これがまたよく滑る。木道から下は結構な段差があり、落ちたら足を怪我をしそうな箇所もあ り、滑り落ちないように慎重に慎重に木道を歩く。てゆうか今回の長期縦走で一番の恐怖がこの凍った木道歩きだ。これはマジでびびったなー。

【06:50 祖父岳より雲ノ平を望む】

パノラマ写真を見る1 パノラマ写真を見る2

恐怖の凍った木道歩きが終ると、祖父岳への登りとなる。祖父岳に到達し、後ろを振り返ると雲ノ平の景色が一面に広がっていた。こんな北アルプスのど真ん中にこんなに平らな場所があるなんて不思議だなぁ。

【07:33 岩苔乗越→ワリモ北分岐】

祖父岳を下ると岩苔乗越に到着。そしてまたすぐに登り返すとワリモ北分岐に到着。右に進むと鷲羽岳、左に進むと水晶岳だ。結局この分岐点に戻って来るのでザックをデポしておこうと思ったが、分岐点という事もあ って人が通るし何か盗まれたら嫌なので、ザックを背負って左の水晶岳方面に向かう。ちなみに僕はよく山で物を盗まれる。登山を始めてまだ1年半しかたっていないのに、ストックを2本、テント内に置いてあったガスまで盗まれるという不運な事ばかりだ。 登山者を信用しないわけではないけど、一部悪い輩がいる事だけは事実だ。皆さん気を付けましょう。

写真なし 【08:38 水晶小屋】 パノラマ写真を見る

水晶小屋に到着。感想は「小さい小屋だな〜」。定員は20名で1部屋のみという規模だ。だが水晶小屋から見られる景色は他の山小屋以上に素晴らしい。北アルプスのど真ん中で登山者の憩いの場となる水晶小屋。今後も登山者の ために頑張って営業して欲しいな〜。

【09:20 水晶岳】

パノラマ写真を見る1 パノラマ写真を見る2

水晶岳に到着。早速360度の展望をぐるり望むと、雲ノ平とその先に黒部五郎岳(カールも)、薬師岳カール、槍穂連峰、その他北アルプスの山々の展望が広がり、 今まで見た展望の中で文句無しのNo1だ。いやはや、この山旅の前半はガスってばかりでどうなる事かと思ったが、最後の最後でこんなに素晴らしい展望を望む事が出来て本当に最高 だ。

【10:34 ワリモ北分岐】

再びワリモ北分岐に戻ってきた。今度は右方面に進み、鷲羽岳を目指す。

【11:05 ワリモ岳】

ワリモ岳山頂からは、黒部五郎岳の展望が凄い。ん〜今回は雲ノ平を選択してこちらに来てしまったが、今度また室堂から歩く機会があれば黒部五郎岳に登ってみよう。

【11:46 鷲羽岳】 パノラマ写真を見る

鷲羽岳の山頂に到着すると、単独行の男性が一人いて、話を聞くと同じく室堂からやって来て高天原温泉経由でここまで来たという事だ。この男性とは年が近いというのもあ り、ここから歩みを共にして新穂高まで一緒に歩く事となる。鷲羽岳の山頂からは赤茶けた硫黄尾根とその先に槍ヶ岳が見え、北アルプスって感じの景色で最高だ。

 

【12:32 三俣山荘】

鷲羽岳直下の急斜面をジグザグに下りきると、三俣山荘に到着。暑くて背中が汗だらけであり、到着すると同時に山荘前のテーブルにザックを投げ出して 、山荘に走ってジュースを買いに行く。食料はたんまり持って来ているのだが、五色ヶ原山荘と雲ノ平山荘で食事をしているので、かなりの食料が余っていて全然ザックは軽くなっていない。もうちょっと事前の計画が必要だな〜 。

【13:25 三俣峠】

三俣蓮華岳を目指す。

【13:47 槍ヶ岳が見える】

北アルプスの展望って他の山域(他に余り行った事はないが)と比べて荒々しさが感じられるなぁ。槍ヶ岳は尖っているだけで目立つのに、前衛の尾根がまた荒々しくて槍ヶ岳を更に引き立たせている感じだ。ん〜たまらない。

【14:13 三俣蓮華岳】 パノラマ写真を見る

三俣蓮華岳の山頂からは、やけに三角の形をした山が見える。笠ヶ岳なのだろうが、見る角度によってこんなにも違うものなのかな〜。違っていたら誰か教えてくださいませ。

写真なし 【14:50 双六岳】 パノラマ写真を見る

槍穂連峰に雲がかかってきたが、こちらはまだ大丈夫。正直疲れていて、パノラマ写真だけ撮影してさっさと双六山荘に向かったので余りこの山頂の記憶がない。
 

【15:03 双六山荘へ下る】

双六岳を下り、山荘へ向かう。登山道脇の草がもこもこして可愛いかったなー。

写真なし 【双六小屋に到着】

単独行の男性とは、三俣蓮華岳から「自分のペースで歩こう」という事でバラバラに歩いていたのだが、双六小屋の手前で合流。二人ともちょっと疲れた感じだ。単独行の男性は 、高天原から登って来ているので、そりゃ疲れるのは当たり前だ。大した体力です。

双六小屋に到着し、この旅最後のテント泊。テント場は風が強くてテントを張るのに苦労したが、何とか無事に幕営完了。

ちなみに当初の予定では僕も単独行の男性も、西鎌尾根経由で槍ヶ岳に登り、上高地に下山というプランを組んでいたのだが、天気が下り坂というのもあり、2人で話し合った結果「新穂高に下りよっか」という事で即決に至り、明日は2人で新穂高に下る事とした。


8日目
【07:13 双六小屋出発】

確か6時半位に出発しようと単独行の男性と約束したのだが、寝坊+身支度に時間がかかり、こんな時間に出発になってしまった。

【07:58 花見平】

鏡平かと思いきや、花見平で拍子抜け。 しかも花は全部終っている〜。残念。

【08:01 笠ヶ岳への分岐点】

天気が良ければ無理してでも槍ヶ岳か笠ヶ岳に向かうんだけどな〜。どうせ登っても雨にやられて写真も撮れないので、やはりこの決断をして良かったと思う。笠ヶ岳への分岐点を下り、鏡平山荘に向かう。

【08:39 鏡平山荘】

この山旅で密かに楽しみにしていた事がある。鏡池に写る槍ヶ岳の定番の写真撮影なのだが、ガスっていて槍ヶ岳が見えねー。やっぱ山は晴れないと面白くも何ともないなぁ。鏡平山荘でソフトクリームを食べてから新穂高温泉へ下る。

【10:19 秩父沢】

秩父沢に到着。皆暑くて疲れているのか、沢の傍でだら〜っと休憩していた。

写真なし 【11:00 わさび平小屋】

もうここまで来れば怪我をする事もないので2人でホッと一安心。出発しようとすると、雨が降ってきてレインウェアを着るが、歩いてすぐに雨が止み、結局また脱いで先に進む。
 

【12:34 新穂高温泉】

ついにゴールの新穂高温泉に到着!2人とも室堂から歩いて来ているので、感動するのかと思いきや、普通に疲れて「あぁ、やっと終ったね〜」という感想 しか出てこなかった。そして感想なんかよりも、とにかく早く風呂に入りたくて仕方がなく、無料の共同浴場に2人で駆け込んで汗を流す。

風呂から上がると、五色ヶ原山荘で出会った単独行のおじさんが現れてちょっとびっくり。黒部五郎岳に登った後は笠ヶ岳にも登っていたそうで、それであれば行動日数は一緒になるので 納得。再び会えるとは思っていなかったので、嬉しくて抱き合って再開を喜び合った。

単独行の男性が乗るバスがやって来て「2日間ありがとね〜」と手を振って別れ、僕と単独行のおじさんは松本行きのバスに乗り、帰路についた。

台風だの雨で出発が遅れただので、結局7泊8日の大縦走。僕の登山人生で始めての大縦走だ。こんなルートは誰も歩かないだろうと思っていたのだが、意外に歩く人はおり、中々楽しい山旅でした。今度は室堂→薬師岳→黒部五郎岳→槍ヶ岳(または笠ヶ岳)のルートで歩いてみたいな〜。

1,2日目を見る(扇沢→室堂→剱岳)
3,4日目を見る(立山→五色ヶ原)
5,6日目を見る(五色ヶ原→薬師岳→雲ノ平)