日程

2005年4月23-24日

行程

1日目
奥多摩駅-三ノ木戸山-狩倉山-六ツ石山-将門馬場-城山-水根山-鷹ノ巣山-鷹ノ巣山避難小屋-日蔭名栗山(テント泊)

2日目
日蔭名栗山-高丸山-七ツ石山-奥多摩小屋-雲取山-雲取山荘-白岩山-霧藻ヶ峰-三峰ビジターセンター

1日目の記録

07:40 奥多摩駅

今回は雲取山ファンには悪いが、雲取山に望むものは展望でも花でも無い。ザックに7.5kgのダンベルヘッドと5リットルの水を入れてのトレーニング山行である。GWに残雪の北岳に登る予定であり、奥多摩駅から雲取山への標高差1,677mがトレーニングに適していると考えたのだ。ザックの総重量は30kg近くに及び、自分でも何やってんだろと思うが、気合を入れて奥多摩駅から雲取山を目指すことにした。

08:30 石尾根縦走路 登山口

写真の石尾根縦走路の登山口を探すのは大変苦労した。氷川大橋を渡り、車道を進み、羽黒山田神社の階段を登り、山道から再び車道に出たまでは良いが、そこから先が2万5千分の地図では判断付かないのだ。地元の建設作業員の方に聞いて何とか分かったが、旅の初めからつまづいてここでもう疲れてしまった。

10:04 三ノ木戸山

樹林帯の道を登り三ノ木戸山に到着。途中で既に六ツ石山に登り、下山してこれから更にもう一山登るという男性に出会ったが、こうやって山バカに出会うと何だか嬉しいものだ。嫌いな樹林帯ではあるが、木に葉が付いていないので、ちらほらと展望を望む事ができ、そして何よりも天気が良いので気分が良い。

三ノ木戸山のパノラマ写真を見る

11:00 狩倉山

途中で出会った男性に、石尾根は整地された登山道を歩くより、尾根上を歩いたほうが良いよと言われたので、ここから先は巻き道は使わず尾根通しに歩く事にした。ま、そのほうがトレーニングになるというものだ。六ツ石山手前の尾根上の樹林帯にある狩倉山は、恐らく10人いたら1人しか見つけられない地味な山頂で、木に「狩倉山」の小さな札が一つ貼り付けられた寂しい山頂であった。

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11:16 六ツ石山

六ツ石山に到着。以前はここで大量のアブに襲われたなぁ、と昔を思い出す。今回は虫などおらず、雪を被った南アルプスと樹林越しに富士山を望むことが出来た。5日後に今見てる南アルプスの最高峰に自分が立つのかと思うと大興奮。でも余りにも人が多いので、ここでの昼食は諦め、先に進む。

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11:50 将門馬場

ここから樹林帯の中の山頂が3連続である。

11:57 城山

樹林帯の中の山頂2ピーク目。

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12:43 水根山

樹林帯の中の山頂3ピーク目。ぐえー。疲労がたまり、そして展望を望めないで、ストレスもたまる。でも人が余りおらず、気分良く歩けるので、それだけが救いだ。

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12:45 富士山 を望む

水根山を抜けると富士山を大きく望むことができた。

13:18 鷹ノ巣山

鷹ノ巣山に登る途中で、単独の背の高い外人の若者に出会う。大きな一眼レフカメラを持っていたが、先程までの晴れ空が曇り空に変わっており、僕はいつでもまた来れるが、外人さんは折角来たのに何だか可哀相だった。かなり遅いがここで昼食を食べ、今日はどこまで歩こうか考えながら先へ進む。

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13:44 鷹ノ巣山避難小屋

鷹ノ巣山を下るとログハウス風の避難小屋に到着。中を見学すると、既に陣取り合戦が始まっており、全くもって泊まる気がしない。これだから山小屋は嫌なのだ。山小屋に泊まると出会いもあるが、人の浅ましい姿が露見され、ならばテント泊でいいやと思ってしまう。テントを担げなくなる年齢まで僕はテント泊メインでこれからも山に登るだろう。

14:25 日蔭名栗山に到着・幕営

今日の予定は奥多摩小屋のテント場までであり、日が暮れる前に到着する事は可能であったが、気持ちが萎えてしまい、日蔭名栗山直下の富士山を望む事が出来る狭い平坦地に幕営する事にした。何だか自分一人の富士山展望台を見つけたようで嬉しくなってしまった。

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2日目の記録

05:02 日蔭名栗山直下より富士山を撮影

朝4時半に起きて、富士山を撮影したが大した写真は撮れなった。朝はやっぱりぐずぐずしてしまい、折角早く起きたのに、結局出発したのは6:20になってしまった。

日陰名栗山直下のパノラマ写真を見る

06:53 高丸山

巻き道を通らず、尾根通しに歩いて高丸山に到着。高丸山は悪くはないが、主役の富士山が木々に隠れてはっきりと見えないので、何だか勿体無い山頂だ。

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07:42 七ツ石山から南アルプスを望む

6月に山ツツジが咲き乱れる千本ツツジを通過し、七ツ石山に到着。初めて七ツ石山に登ったが、南アルプスに富士山に雲取山を望める素晴らしい山頂だ。いいなー、やっぱり山頂はこうじゃなくっちゃ。人それぞれ山に思い入れはあるだろうが、「あなたは何故山に行くのですか?」と聞かれれば、僕は「山頂からの展望が見たいから」と答えるので、僕にはやっぱり山頂からの展望は大事なのだ。最高の気分で雲取山への道を進む。

七ツ石山のパノラマ写真を見る

08:17 奥多摩小屋

炭酸飲料が飲みたかったので、買いに行くと「ビール以外置いてない」と言われ、「美味しい水があるんだから水を飲めば」と言われる。とはいえ、いつも山で美味しい水を飲んでいる自分には美味しい水は当たり前になっているので、悲しいが水はもう新鮮には感じられないのだ。う~ん、残念。この後で霧藻ヶ峰休憩所の主人に、何故この小屋でジュース等の売り物が置かれていないのかを聞いて納得。山の世界も地上の世界も一緒なのね。

09:17 雲取山頂避難小屋

小雲取山で、パノラマ写真を撮っていると富士山が雲により消えかかってる事が判明し、慌てて山頂に向かう。パノラマ写真の撮影に最適な10時(太陽が上がってフレームから外れるから)に間に合わせて登ったつもりだったが思いかなわず残念である。でも天気が良いのでそんな事はどうでもよくなってしまった。

小雲取山のパノラマ写真を見る

09:20 雲取山

雲取山に到着。前回来た時はガスで何も望めなかったので、こんな展望が広がっていたのか~と少し感動してしまった。山頂では雲取山に精通した展望マニアのおっちゃんがおり、しんごさん達が赤岳に登っているのを思い出し、「雲取山から赤岳は見えますか?」と聞くと、「見えるよ見えるよ」と言われたその先の赤岳は「豆」サイズにしか見えず笑ってしまった。

雲取山のパノラマ写真を見る1雲取山のパノラマ写真を見る2

10:44 雲取山荘

雲取山から雲取山荘の間は残雪が少しだけ残り、滑って歩きにくい。山荘に到着してパノラマ写真を撮っていると、作業員が現れ、「あと少ししたら、ヘリがやってくるから小屋に入ったほうがいいよ」と伝えられたので、小屋に入ってヘリを待つ。が、無線で来る時間が延びた旨が伝えられ、ヘリが来るのを楽しみにしていたのに、がっくりだ。待ってても仕方がないので、三峰に下山する。

雲取山荘のパノラマ写真を見る

12:02 白岩山で鹿に出会う

白岩山のテーブルで昼食を食べている男性が、箸で林の方を指しているので、振り向いて見ると、鹿がいた。こちらを見つめる目が何とも愛らしい。ここまで皮が大量に剥がれている木々が沢山あったので、鹿も食べるものが無いのだろう。とはいえ、餌付けはよくない事なので、何もせずに先に進む。それが鹿のためなのだ。多分。

白岩山のパノラマ写真を見る

14:05 霧藻ヶ峰の秩父宮殿下レリーフ

霧藻ヶ峰休憩所で、ポカリスウェットを買って休憩し、先へ進む。休憩所を少し行くと、秩父宮殿下のレリーフと、馬が食べると酒に酔ったようになると言われるアセビ(馬酔木)が花を咲かせており綺麗だった。

霧藻ヶ峰休憩所のパノラマ写真を見る霧藻ヶ峰のパノラマ写真を見る

14:37 霧藻ヶ峰休憩所の主人と一緒に下山

霧藻ヶ峰を少し行った所にある地蔵峠で、お地蔵さんに手を合わせていると、霧藻ヶ峰休憩所の主人がやって来て、話をしながら一緒に下山する。どうやら僕が最後の下山者と判断したようだ。主人とは山小屋経営の苦労話や山小屋協会に所属する沢山の山小屋についてのお話をたっぷりとして頂いた。主人は60過ぎとは思えない程の健脚ぶりで、さすが山小屋に携わる人間だ。

15:04 三峰ビジターセンター駐車場に到着

主人と一緒に下山していたのだが途中でネタが無くなり、無言で歩調を合わせながら進むと、あっという間に駐車場に到着。主人に「良かったら西武秩父駅まで送るよ」と言われたので、遠慮なく主人に送ってもらう。本来なら三峰ロープウェーで降り、大輪でバスに乗り換えるところなのでラッキーだ。しかも車で大輪バス停を通り過ぎると30人近くもバス待ちをしていたので、本当に助かり、山桜が咲く秩父の山々を見ながら、主人と秩父の名所案内までして頂いて帰路についた。

ただでさえ重いザックに重りを入れて登るなんて、自分でもアホかと思うし、他人から見たらイカれていると思うだろうが、僕は山に関しては真面目に取り組んでいるつもりである。そもそも単独行が多いので、何か起きた場合自分で対処しなければならないのだ。技術や経験が無い僕にはとりあえず「体力」と思っているので、トレーニングは必要なのだ。さて、来週は残雪の北岳である。車は夜叉神峠までしか入れず、そこから山頂までは全て人力である。このトレーニングが幸と出ればよいのだけれど。