登った山

烏帽子岳、三ツ岳、野口五郎岳、水晶岳、三俣蓮華岳、双六岳

日程・行程

2011年8月11日(木)~14日(日)

1日目:高瀬ダム(06:10)-烏帽子小屋(10:39/11:27)-烏帽子岳(12:15/12:35)-烏帽子小屋(13:26)
2日目:烏帽子小屋(05:40)-野口五郎岳(09:00/09:20)-水晶小屋(11:46)-水晶岳(12:26/12:44)-水晶小屋(13:05/13:35)-岩苔乗越(14:15/14:22)-黒部川源流碑(15:17/15:24)-三俣山荘(15:45)
3日目:三俣山荘(05:45)-三俣蓮華岳(06:38/06:44)-双六岳(08:30/08:42)-双六小屋(09:50/10:18)-鏡平山荘(12:14)
4日目:鏡平山荘(05:19)-新穂高温泉(09:58)

登山記録|1日目

高瀬ダム(06:10)-烏帽子小屋(10:39/11:27)-烏帽子岳(12:15/12:35)-烏帽子小屋(13:26)

6月に百名山完了の祝いを兼ねた飲み会で、しんごさんとまみこさんの3人でお盆休みに裏銀座を縦走する計画を立てるも、しんごさんは家の都合のためか脱落。結局僕とまみこさんの2人で裏銀座を縦走する事となった。

前夜22時30分にさわやか信州号に乗って新宿を出発。久し振りのさわやか信州号では最後部座席が割り当てられたが、座席の横幅は広いが背もたれが倒れず何とも寝にくい。途中で隣に座っていた夫妻が空き席に移動してくれた為、まみこさんと交代で5人掛けの最後部座席をベッド替わりに使い、そこそこ仮眠して朝を迎える事ができた。

翌日4時50分に信濃大町駅に到着。バスから降りると目の前のベンチに事前に予約していた名鉄交通のタクシーの運転手が張り紙を持って出迎えてくれて、早速タクシーに乗って高瀬ダムに向かう。

途中でローソンに寄って朝食を購入し、車内で登山届を記載したり運転手と楽しい会話をしているうちにゲートがある七倉に到着。七倉山荘前でタクシーが止まり、登山届は運転手が提出してきてくれた。七倉山荘前の水道で水を汲ませてもらい、再びタクシーに乗ってゲートを越えて高瀬ダムに向かう。ちなみに七倉のゲートから高瀬ダムまでの道は東京電力が管理しており、安全対策の為か同時にゲート内を通行出来るのは10台のタクシーまでとの事。10台を超えた場合は先行しているタクシーが戻って来るのを待たないといけないルールになっているとタクシーの運転手が言っていた。

七倉のゲートからいくつかトンネルを過ぎると目の前に日本第二位の高さ176mの高瀬ダムが現れ、石積みの巨大なロックフィルダムを見て僕は一人興奮を隠せない。まみこさんは淡々とした表情をしていたが、ダム好きなので恐らく内心は興奮していたのだろう。つづら折りの堰堤を登っていくとダムの堰堤上にあっという間に到達し、下から写真を撮っておけばよかったと思ってももう遅く、タクシー代8500円を払って下車する。

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高瀬ダム石積みとつづら折りの道

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高瀬ダム堰堤から湖水と裏銀座の稜線を望む

既に何台ものタクシーが到着し、沢山の登山者は準備もそこそこにして出発していき、我々が出発する頃には付近には誰もいなくなっていた。ここでまみこさんは同じ日に入山する友達のO夫妻の後姿を見かけたようだが、O夫妻は先に行ってしまったようだった。準備を終え、まずは堰堤の先にあるトンネルを通っていく。

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高瀬ダム堰堤

トンネルを抜け、白砂が堆積する不動沢にかかる吊橋を渡るとすぐに「不動沢・濁沢キャンプ指定地」に到着。「こんな所にテント泊する人がいるのだろうか」と思ったが、遅くに高瀬ダムに到着した人が利用するのかもしれない。

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不動沢の吊り橋

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不動沢・濁沢キャンプ指定地

キャンプ指定地を通過し、右手に滝を見ながら倒木の丸太橋がかかる濁沢を超えると裏銀座の登山口。左にある小さな沢から水を汲み、ついに北アルプス三大急登のブナ立尾根の登りが始まる。

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濁沢にかかる丸太橋

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北アルプス裏銀座登山口

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北アルプス裏銀座登山口

登山道はいきなりの急登。最初は鉄製の階段や木の階段を多く通過し、程なくすると尾根上の登山道となる。登っていると汗がポタポタ落ちてくるが、曇りで日差しは弱く、休憩すると汗で冷えた体が寒い位だった。

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登山道には木や石に番号が付いており、標高差100mに一つ位の割合で番号が振られているようなのだが、疲れて注意力が落ちているのか7番の次が5番だったりして、全番号の写真は撮れなかった。

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結局、地図に記載の「権太落シ」がどこにあったのかも分からずにゆっくりと尾根を登っていくと、地図に記載の2208.5mの三角点に到着。ここには4番の立札が設置されていた。
※ネットで調べた限りでは9番が「権太落シ」のようです。

P8100351三角点

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三角点

ブナ立尾根はひたすら登りかと思っていたら、タヌキ岩なんてよく分からない岩もあった。

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タヌキ岩

途中でまみこさんの友達のO夫妻が休憩しており、しばらく会話した後に先行していく。途中でゼリーを食べて休憩していると、下山者に「あと10分位で稜線だよ」と教えて貰い、気が楽になって一気に疲れが吹っ飛んだ。ちなみにゼリーを食べた休憩ポイントで後ろを振り返ると木に1番と書いてあった。進行方向と逆に番号が書いてあるので全番号を見られなかったのだ。

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右側のゼリーが酸っぱくて美味く、僕の今年の夏のマイブーム

1番の箇所からひと登りすると、稜線手前の雰囲気がありありと出てきて、稜線部を若干下ると青い屋根の烏帽子小屋に到着。日差しが弱く風があったからかもしれないが、ゆっくり歩いても高瀬ダムから4時間半で到着し、明日の行程が長いので体力を消耗せず助かった。

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烏帽子小屋手前

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烏帽子小屋

久し振りの縦走となるまみこさんは小屋泊、僕はテント泊であり、小屋から3分程下った所にあるテントサイトでテントを設営し、再び小屋に戻ってきて烏帽子岳に向かう。

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烏帽子小屋前はイワギキョウが沢山咲いていた。

烏帽子小屋から烏帽子岳方面に向かうと最初は樹林帯だがすぐに視界が開け、砂礫帯の斜面には枯れかけたコマクサが咲いていた。先々週表銀座で最盛期のコマクサの写真を撮りまくったので興味を示さず、そのまま前烏帽子岳に向かう。

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登山道より前烏帽子岳を望む

前烏帽子岳は山頂というよりは通過点のような山頂だった。前烏帽子岳は烏帽子岳の格好の展望所であり、天にも突き上げるような烏帽子岳の山容が素晴らしかった。

前烏帽子岳のパノラマ写真を見る

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前烏帽子岳

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前烏帽子岳より烏帽子岳を望む

前烏帽子岳から少し行くと、烏帽子岳への分岐。分岐を左に折れ、ハイマツ帯の中の道を登っていく。

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烏帽子岳分岐

烏帽子岳の直下はクサリが付いた簡単な岩壁登りとなっていた。先行していた10人程の高校生グループが丁度下山してくる感じだったので先に降りてもらうよう伝えるが、意外にも降りるのが遅くて少々待ちくたびれた。

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烏帽子岳直下の登り(下山時に撮影)

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烏帽子岳直下の登り(下山時に撮影)

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烏帽子岳直下のトラバース

ついに烏帽子岳の山頂に到着。標識のある山頂部は人が一人しか立てない程狭く、さすがに三脚を立てられないため、南側にある大岩の上に移動してパノラマ写真を撮影。もうこんな時間なのでガスが湧いており、立山や後立山方面は見られず残念。常念山脈や野口五郎岳方面はまずまず見えていた。

烏帽子岳のパノラマ写真を見る

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烏帽子岳山頂

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烏帽子岳より南沢岳・四十八池を望む

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烏帽子岳山頂より高瀬ダムを望む。白い砂礫帯には吊橋も見えた。

烏帽子岳の山頂で雲の隙間から展望を楽しんだ後は、烏帽子小屋に戻る。途中の前烏帽子岳で再度パノラマ写真を撮影し、時間に余裕があるので少し前烏帽子岳で展望を楽しんでから烏帽子小屋に戻る。

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前烏帽子岳山頂

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前烏帽子岳から高瀬ダム、唐沢岳・餓鬼岳方面を望む

先に烏帽子岳に登ってきたO夫妻と合流し、小屋内の自炊スペースでビールとウメッシュで乾杯。半袖で寒くなってきたところでテントサイトに戻り、ダラダラと至福の時を過ごす。

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烏帽子小屋

軽く仮眠して小屋前のトイレに向かう途中でヘリポートに行ってみると、唐沢岳・餓鬼岳に先々週歩いた表銀座の縦走路が見える大パノラマが広がっていた。ここでは先に景色を楽しんでいた静岡の夫妻と山談義で盛り上がった。

烏帽子小屋(ヘリポート)のパノラマ写真を見る

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ヘリポートから唐沢岳と餓鬼岳を望む

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ヘリポートから燕岳~大天井岳の稜線を望む

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烏帽子小屋のテントサイト

晩御飯はつくだにさんに教えて貰った森永乳業の長期保存可能な豆腐で作った麻婆豆腐を食べ、夕焼けを見るのも忘れて18時台には寝てしまった。

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麻婆豆腐が美味すぎた

高瀬ダム(06:10)-烏帽子小屋(10:39/11:27)-烏帽子岳(12:15/12:35)-烏帽子小屋(13:26)

2日目に続く