水晶岳・鷲羽岳の登山記録(2004年9月3-4日)
日程
8月28日(土) – 1日目
国分寺駅-信濃大町駅-扇沢-黒部ダム-黒部湖駅-黒部平駅-大観峰駅-室堂-剣御前小舎-剣沢キャンプ場(テント泊)
8月29日(日) – 2日目
剣沢キャンプ場-剣山荘-一服剱-前剱-剱岳-前剱-一服剱-剣山荘-剣沢キャンプ場(テント泊)
8月30日(月) – 3日目
剣沢キャンプ場-別山-真砂岳-富士ノ折立-大汝休憩所-大汝山-雄山-一ノ越山荘-富山大学立山研究所-獅子岳-ザラ峠-五色ヶ原山荘(小屋泊)
8月31日(火) – 4日目
台風のため、五色ヶ原山荘で停滞(小屋泊)
9月1日(水) – 5日目
五色ヶ原山荘-鳶山-越中沢岳-スゴノ頭-スゴ乗越小屋-間山-北薬師岳-薬師岳-薬師岳山荘-薬師峠キャンプ場(テント泊)
9月2日(木) – 6日目
薬師峠キャンプ場-太郎平小屋-薬師沢小屋-アラスカ庭園-雲ノ平山荘(小屋泊)
9月3日(金) – 7日目
雲ノ平山荘-祖父岳-ワリモ北分岐-水晶小屋-水晶岳-水晶小屋-ワリモ北分岐-ワリモ岳-鷲羽岳-三俣山荘-三俣蓮華岳-双六岳-双六小屋(テント泊)
9月4日(土) – 8日目
双六小屋-花見平-鏡平山荘-わさび平小屋-新穂高温泉-松本駅-国分寺駅
7日目の記録
05:55 雲ノ平山荘を出発
他の登山者が3時半位に起き出して目が覚めてしまい4時に起床。今日は水晶岳と鷲羽岳の展望を見て双六山荘まで行けば良いので出発はゆっくりでよく、6時ちょっと前に山荘を出発。 
06:00 凍った木道を歩く
「まずは祖父岳に登るぞ!」と気合を入れて木道上を歩こうとするが、木道が凍っていてこれがまたよく滑る。木道から下は結構な段差があり、落ちたら足を怪我をしそうな箇所もあり、滑り落ちないように慎重に木道を歩く。それにしても、この凍った木道歩きは剱岳のクサリ場よりも怖かった。 
06:50 祖父岳より雲ノ平を望む
恐怖の凍った木道歩きが終ると、祖父岳への登りとなる。一登りすると祖父岳に到達し、後ろを振り返ると雲ノ平の景色が一面に広がっていた。こんな北アルプスのど真ん中にこんなに平らな場所があるなんて不思議だなぁ。 
07:33 ワリモ北分岐
祖父岳を下ると岩苔乗越に到着。そしてまたすぐに登り返すとワリモ北分岐に到着。ワリモ北分岐からは南に進むと鷲羽岳、北に進むと水晶岳だ。結局この分岐点に戻って来るのでザックをデポしておこうと思ったが、分岐点という事もあ って人が通るし何か盗まれたら嫌なので、ザックを背負って北の水晶岳方面に向かう。 
08:38 水晶小屋
ワリモ北分岐にザックをデポせずに背負って登っていたが、結局途中のハイマツ帯にデポして登り、水晶小屋に到着。水晶小屋は小さな山小屋で、定員は20名で1部屋という規模だ。だが水晶小屋から広がる景色は他の山小屋以上に素晴らしい。北アルプスのど真ん中で登山者の貴重な休憩場となる小屋なので、今後も登山者のために頑張って営業して欲しいなと思った。
09:20 水晶岳
水晶小屋から一登りすると水晶岳に到着。早速360度のパノラマを望むと、雲ノ平とその先に黒部五郎岳・薬師岳・槍穂連峰などの山々の展望が広がり、 今まで見たパノラマの中で文句無しのNo1だ。今回の長期縦走はガスってばかりでどうなる事かと思ったが、最後の最後でこんなに素晴らしい展望を望む事が出来て本当に最高の気分だった。 
10:34 ワリモ北分岐
水晶岳で展望を楽しんだ後は、ささっと下って水晶小屋を通過し、再びワリモ北分岐に戻ってきた。今度は南方面に進み、鷲羽岳を目指す。 
11:05 ワリモ岳
ワリモ岳山頂からは、黒部五郎岳の展望が凄い。今回は雲ノ平を選択してこちらに来てしまったが、今度また室堂から歩く機会があれば黒部五郎岳を経由して歩いてみよう 
11:46 鷲羽岳
鷲羽岳の山頂に到着すると単独行の男性がおり、話を聞くと室堂から高天原温泉経由でここまで来たという事だ。この男性とは年が近いというのもあ り、ここから歩みを共にして新穂高まで歩く事となる。鷲羽岳の山頂からは赤茶けた硫黄尾根とその先に槍ヶ岳が見える展望が広がり、最高だった。 
12:32 三俣山荘
鷲羽岳直下の急斜面をジグザグに下りきると、三俣山荘に到着。暑くて背中が汗だらけであり、到着すると同時に山荘前のテーブルにザックを投げ出して 、山荘に走ってジュースを買いに行く。食料はたんまり持って来ているのだが、五色ヶ原山荘と雲ノ平山荘で食事をしているので、かなりの食料が余っていて全然ザックは軽くなっていない。食料が足りなくなるよりはマシなのだが、もうちょっと事前の計画が必要だなと感じた。 
13:25 三俣峠
13:47 槍ヶ岳を望む
槍ヶ岳は尖っているだけで目立つのに、前衛の硫黄尾根がまた荒々しくて槍ヶ岳を更に引き立たせていて素晴らしい景色だった。 
14:13 三俣蓮華岳
三俣蓮華岳の山頂からはやけに三角の形をした山が見え、地図で調べると笠ヶ岳だった。沢山の登山者のHPで笠ヶ岳の写真を見たが、穂高岳側からみるとそんなに起伏の多い感じはしない山容だったが、今回黒部側から笠ヶ岳を見ると山頂部がそそり立っており、同じ山でも見る角度を変えるとこんなに違うもんなのだなと思った。 
14:50 双六岳
槍穂連峰には雲がかかってきたが、こちら側はまだ大丈夫。正直な所、疲れていてパノラマ写真だけ撮影してさっさと双六山荘に向かってしまったので、この山頂の記憶が無い。
15:03 双六山荘へ下る
双六岳を下って双六山荘に向かう。登山道の脇に生えている草がもこもこして可愛いかった。 
双六小屋
鷲羽岳で出会った単独行の男性とは、三俣蓮華岳からバラバラに歩いていたのだが、双六小屋の手前で合流。2人で双六小屋に到着し、早速テントを張るも風が強くて難儀した。テントを張り終えて単独行の男性と明日以降の計画について話すと、当初の予定では2人とも「西鎌尾根経由で槍ヶ岳に登って上高地に下山」というプランだったのだが、天気予報で明日以降の天気が下り坂と聞くと、2人して「新穂高温泉に下ろっか」と言い出し、明日は2人で新穂高に下る事となった。
8日目の記録
07:13 双六小屋出発
「6時半位に出発しよう」と単独行の男性と約束したのだが、寝坊+身支度に時間がかかってしまい、こんな時間に出発になってしまった。
07:58 花見平
鏡平かと思いきや、花見平で拍子抜け。 しかも花は全部終っており、何も見るものがなかった。 
08:01 笠ヶ岳分岐
天気が良ければ無理してでも槍ヶ岳か笠ヶ岳に向かうのだが、天気が下り坂なのでやはり新穂高温泉に下る事にしてよかったと自分を納得させながら下る。笠ヶ岳への分岐点を下って鏡平山荘に向かう。 
08:39 鏡平山荘
この山旅で密かに楽しみにしていた事が「鏡池に写る槍ヶ岳のパノラマ撮影」だったのだが、ガスっていてそもそも槍ヶ岳が見えないので、鏡池には雲しか写っていなかった。やはり山は晴れないと面白くも何ともないなと思った。鏡平山荘でソフトクリームを食べ、新穂高温泉へ下る。 
10:19 秩父沢
秩父沢に到着。皆暑くて疲れているのか、沢の傍で涼みながら休憩していた。 
11:00 わさび平小屋
もうここまで来れば怪我をする事もないので2人でホッと一安心。出発し小屋前のベンチで休憩して出発しようとすると、雨が降ってきてレインウェアを着るが、歩いてすぐに雨が止み、結局また脱ぐ事になってイライラした。
12:34 新穂高温泉
ついに長期縦走のゴールの新穂高温泉に到着。2人とも室堂から歩いて来ているので感動するのかと思いきや、普通に疲れていて「あぁ、やっと終ったねぇ」というテンションだった。感想なんかよりも、とにかく早く風呂に入りたくて仕方がなく、無料の共同浴場に2人で駆け込んで汗を流す。風呂から上がると、五色ヶ原山荘に一緒に泊まった単独行のおじさんが現れ、再び会えるとは思っていなかったのでうれしくて抱き合って再開を喜び合った。単独行のおじさんは黒部五郎岳に登った後は笠ヶ岳にも登っていたそうで、それであれば行動日数は一緒になるので納得。そうこうしているうちに、鷲羽岳で出会った単独行の男性が乗るバスがやって来て「2日間ありがとね~」と手を振って別れ、僕と単独行のおじさんは松本行きのバスに乗って帰路についた。 
台風や雨などの影響で、完全に予定通りとは行かなかったが、無事に怪我無く7泊8日で歩き通す事が出来て大満足だ。僕の登山人生で始めての大縦走であり、こんなルートは誰も歩かないだろうなと思っていたのだが、意外にも歩く人はおり楽しい山旅でした。今度もし歩く事があれば、逆ルートか黒部五郎岳経由で槍ヶ岳 or 笠ヶ岳のルートで歩いてみたいと思う。
関連記事
- 越後駒ヶ岳&燧ヶ岳のパノラマ写真
- 会津駒ヶ岳のパノラマ写真
- 鹿島槍ヶ岳・針ノ木岳のパノラマ写真を公開しました
- 裏銀座縦走 烏帽子岳-野口五郎岳-水晶岳の登山記録(2011年8月11-14日)|2日目
- 御嶽山のパノラマ写真
人気記事
- 横尾本谷右俣から南岳・北穂高岳に登ってきました
- 大峰奥駈道を歩いてきました
- 鹿島槍ヶ岳・針ノ木岳のパノラマ写真を公開しました
- 裏銀座縦走 烏帽子岳-野口五郎岳-水晶岳の登山記録(2011年8月11-14日)|2日目
- 裏銀座縦走 烏帽子岳-野口五郎岳-水晶岳の登山記録(2011年8月11-14日)|3,4日目
タグ
2004年9月3日 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:登山記録











