薬師岳・雲ノ平の登山記録(2004年9月1-2日)
日程
8月28日(土) – 1日目
国分寺駅-信濃大町駅-扇沢-黒部ダム-黒部湖駅-黒部平駅-大観峰駅-室堂-剣御前小舎-剣沢キャンプ場(テント泊)
8月29日(日) – 2日目
剣沢キャンプ場-剣山荘-一服剱-前剱-剱岳-前剱-一服剱-剣山荘-剣沢キャンプ場(テント泊)
8月30日(月) – 3日目
剣沢キャンプ場-別山-真砂岳-富士ノ折立-大汝休憩所-大汝山-雄山-一ノ越山荘-富山大学立山研究所-獅子岳-ザラ峠-五色ヶ原山荘(小屋泊)
8月31日(火) – 4日目
台風のため、五色ヶ原山荘で停滞(小屋泊)
9月1日(水) – 5日目
五色ヶ原山荘-鳶山-越中沢岳-スゴノ頭-スゴ乗越小屋-間山-北薬師岳-薬師岳-薬師岳山荘-薬師峠キャンプ場(テント泊)
9月2日(木) – 6日目
薬師峠キャンプ場-太郎平小屋-薬師沢小屋-アラスカ庭園-雲ノ平山荘(小屋泊)
9月3日(金) – 7日目
雲ノ平山荘-祖父岳-ワリモ北分岐-水晶小屋-水晶岳-水晶小屋-ワリモ北分岐-ワリモ岳-鷲羽岳-三俣山荘-三俣蓮華岳-双六岳-双六小屋(テント泊)
9月4日(土) – 8日目
双六小屋-花見平-鏡平山荘-わさび平小屋-新穂高温泉-松本駅-国分寺駅
5日目の記録
05:00 五色ヶ原山荘出発
山に入ってから既に今日で5日目。五色ヶ原山荘で風呂に入っているので体は綺麗だが、5日も風呂に入らなかったら相当匂っただろうなぁ。五色ヶ原山荘に感謝である。2日間お世話になった山荘の方々にお礼をして、5時に出発。既に単独行のおじさんは先に出発し、外人夫婦はもう少し後に出るそうだ。
05:28 鳶山
ガスっていて視界が悪いが、夏道沿いに行けば迷う事なく鳶山に到着。ガスの中を撮影しても面白くないのでパノラマ写真は撮らずに先に進む。 
06:38 越中沢岳
鳶山から少し行った所で先行していた単独行のおじさんに追い付く。話を聞くと、行けたら薬師峠キャンプ場まで行くとの事であり、「テント場でまた会いましょう!」と言って先に進む。展望も無くつまらない状態で歩いていると、いつの間にか越中沢岳に到着。まだガスが取れないので、ここでもパノラマ写真撮影は行わなかった。てっきり台風が雲をごっそりと持っていってくれたのかと思って今日は快晴を期待していたのだが、そうは上手く行かないようだ。 
07:45 スゴノ頭
スゴノ頭に到着。この時間になってやっと天気も回復し、薬師岳方面の展望がばっちりだ。次の休憩ポイントのスゴ乗越小屋は何処だろうと眺めていると、ここから約400m下って100m登り返すとスゴ乗越小屋だ。「せっかく登ったのに、またこんなに下るのね・・・」と少し悲しくなる 。
07:58 秋は近い
スゴノ頭を下る途中で木々に実が付いていた。種類が良く分からないが、秋が近いという事なのだろう。 
09:00 スゴ乗越小屋
急斜面を下ってスゴ乗越に到着すると、スゴノ頭方面から「おーい、薬師が見えるよ~!」と声がする。どうやら先程追い越した単独行のおじさんのようだ。スゴ乗越から100m登り返すとスゴ乗越小屋に到着。小屋の前にはウッドテラスがあり、疲れていたので登山靴も靴下も脱いで1時間程休憩 。日が当たって暖かいウッドテラスを素足で歩くのが気持ち良い。暫くすると単独行のおじさんも到着し、「登り返しはきつかったねぇ」と2人でラーメンを食べながら苦労を労った。
10:50 間山
スゴ乗越小屋から暫くは樹林帯の道が続く。完全に樹林帯を抜けると、そこには僕の大好きな左右に展望の利く稜線が待っていた。間山はピークというよりも単なる中間点に過ぎない場所であったが、一応「山」と名前が付いているのでパノラマ写真を撮影した。 
11:35 北薬師岳を目指す
登山道には木々は無く、そこはもう岩稜の世界。薬師岳方面を望むとまた雲が出てきてやばい。山頂が雲で覆われる前に何とか薬師岳に到着したいので、急いで先に進む。 
12:37 北薬師岳
何とか雲に覆われる前に北薬師岳に到着。北薬師岳から見る薬師岳直下のカールが素晴らしい。この薬師岳の渓谷群は国の特別天然記念物に指定されているそうだ。 
13:26 薬師岳
次は薬師岳のパノラマだ!と勢い勇んで先に進むと、薬師岳が雲に・・・。「やっぱり朝4時に山荘出ておくべきだったかなぁ」「スゴ乗越小屋で1時間も休憩しなければよかったかなぁ」とぶつくさ後悔しながら岩場を歩いていくと薬師岳に到着。とりあえず記念にパノラマ写真を撮影したが満足出来ない内容であり、北薬師岳でパノラマ撮影できて本当によかったと思った。 
14:24 薬師平
薬師岳を下ろうとすると、沢山の登山者が現れてびっくりする。薬師岳は人気の山のようだ。その点一ノ越山荘から薬師岳の間は誰も歩いておらず、違いにびっくりした。薬師岳を下ると薬師岳山荘に到着し、山荘前のベンチに座って少し休憩してから薬師峠にあるキャンプ場に向かう。 
14:50 薬師峠キャンプ場
10時間もかかると地図に書いてあったので心配していたが、通常通り問題無い時間に到着出来た。薬師峠のキャンプ場はトイレもあり、水場もしっかりしていて中々良いテント場だ。夕方になると雨が降り出し、「台風の次は雨かよ~」とテントの中で一人悲しくなってしまった。
6日目の記録
11:30 薬師峠キャンプ場
朝4時に起きて天気を確認すると、まだ雨が降っていた。天気予報では昼前には止むと言っていたので、昼まで待つ事にするが、昼近くになっても止まないため、先に進む事を決断。レインウェアを着てテントを撤収するが、テントマットにキャンプ場の砂地の細かい砂礫が付着してドロドロしていて汚らしかった。薬師峠キャンプ場から15分程歩くと太郎平小屋に到着。小屋から実家に生存連絡の電話をかけてから雲ノ平に向かう。
12:19 木道上を進む
雨は降っているが視界はそれ程悪くなく、木道上を滑らないように気を付けて進む。 
13:02 薬師沢小屋前の吊橋
台風と昨日・今日の雨で薬師沢は大増水。薬師沢小屋に到着して掲示板を見ると、高天原方面に通じる大東新道は「通行禁止・閉鎖」と記載されていた。僕がこれから進む雲ノ平に向かうルートを小屋の主人に確認すると、普段は渡渉する必要は無いらしいのだが、増水のため一箇所だけ渡渉が必要との事。双眼鏡を使ってその渡渉箇所を見てもらうと、「先程より水が引いている。スパッツを付けて歩けば水に浸からないかも」との事。吊橋を渡り、該当の渡渉箇所に行ってみると完全に足は水没する深さの渡渉だったが、スパッツを付けて走って渡ったら靴の内部に水が進入する事も無く無事に渡渉できた。 
13:32 道とも思われぬ道をひたすら進む
渡渉を終えて登山道らしき道を進む。「らしき道」は写真の通りであり、登山道(岩?)の上に倒れた木が覆いかぶさっており、また、岩が滑るので通過するのに難儀した。 
15:10 アラスカ庭園
薬師沢小屋からの標高差550mの登りは、道が悪いという事で時間がかかり疲れた。登り終えると雲ノ平に到達し、まずはアラスカ庭園のお出ましだ。でもどこがアラスカなのか良く分からない。 雑誌で「最後の楽園 雲ノ平」なんて記事を見て今回このルートを選択したのだが、単なるハイマツ帯のような気がするのは僕だけだろうか。もしかすると来た時期が悪いのかもしれない。 
15:35 雲の平より槍ヶ岳を望む
15:56 奥日本庭園
今度は奥日本庭園が現れる。庭園に見えなくもないが、何とも微妙だった。 
16:00 雲ノ平山荘へ向かう
アラスカ庭園からは木道がずっと続き、木道上を歩いて雲ノ平山荘に向かう。 
16:10 雲ノ平山荘
雲ノ平山荘に無事到着。本当はテントを張りたかったのだが、雨の中でのテント撤収でテント内はびしょ濡れ。雲ノ平山荘に泊る機会など当分は無いだろうから、今日は奮発して夕食付きで山荘に泊る事にした。(写真は翌朝撮影した雲ノ平山荘。 ) 
17:56 北ノ俣岳方面に夕陽が沈む
日が暮れる前に祖母岳に登ろうと走って行くが、どこで道を間違えたのかあらぬ方向に進んでしまい、タイムアップのため来た道を戻る。雲ノ平山荘に戻る途中で北ノ俣岳方面に夕陽が沈み綺麗なので写真を撮影。山荘に戻って食堂に行くと、晩飯は何と石狩鍋である。こんな山奥で石狩鍋が食べられるとは思っていなかったのでびっくりした。ちなみに石狩鍋であるが、余りの美味さにご飯を3杯もおかわりしてしまった。食事を食べ終えて外に出ると、今度は星空が凄い。見えない星は無いのではないだろうかという位に星が見え、宿泊していた工事関係者の方々と消灯まで話込んで1日が終った。寝る直前に天気予報を確認すると、明日は「晴れ」との事で山頂からの展望に期待大だ。今回の旅は何だか展望に恵まれない感じなのだが、明日の水晶岳・鷲羽岳は大丈夫だろう。北アルプスのど真ん中からのパノラマを楽しみにして布団に入った。 
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2004年9月1日 | コメント/トラックバック(0)|
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