木曽駒ヶ岳の登山記録(2006年4月9日)
しんごさんとまさこさんと3人で夜行日帰りで中央アルプスの木曽駒ヶ岳に登って来ました。
<登った山>
木曽駒ヶ岳(2,956m)
<日程>
2006年4月9日(日)
<行程>
菅の台→しらび平→千畳敷→乗越浄土→中岳→木曽駒ヶ岳 / 往復
<登山記録>
前日の23時に中央線の相模湖駅でしんごさんに拾ってもらい、1時半に駒ヶ根駅に到着。「トイレも近いし交番も目の前で安全だろう」という事で、駅前にある駐車場で朝まで仮眠。しんごさんとまさこさんは車中泊。僕はテントを張って寝たのだが、酔っ払いや何やらでうるさくて快眠とはいかなかった。そういえば以前駒ヶ根駅でステーションビバークした事があるが、あの時もうるさかったな。
[05:17 駒ヶ根駅前の駐車場]
5時頃に起きて荷物をまとめ、菅の台にある駐車場に移動。 
[06:51 菅の台]
「すき屋」で朝食を食べ、菅の台の駐車場に到着。ロープウェーのある「しらび平」までは車では行けないため、菅の台から先はバスに乗り代えて移動する。ちなみに代金はバス+ロープウェーの往復券で3,800円で結構高い。 
[08:14 千畳敷]
バスに乗って「しらび平」に向かうが、道路が凍っているらしく途中の車道でバスが停まる。停まった先ではタイヤにチェーンを巻いたバスが待っており、バスを乗り換えて再び「しらび平」に向かう。しらび平に到着すると、駐車場には10~15cm程度の雪が積もっていた。どうやら昨夜は雪が降ったようだ。「しらび平」からロープウェーに乗って標高を上げると、僅か7分弱で標高2,612mの千畳敷に到着。早速登山届を提出して外に出ると、目の前に真っ白に化粧をした千畳敷カールが見え、少し神々しい感じがして撮影しまくる。やはり千畳敷カールは夏も冬も良い。昨夜の降雪により、乗越浄土へと続くトレースは存在せず、誰が先に進むのかと様子を伺うが、どのパーティーも準備に時間がかかっていて誰一人先に進もうとする気配がない。我々も冬山初心者であり、様子を伺うが結局待ちきれずに我々が先頭を切って先に進む事となった。
[08:27 冬季用登山ゲート]
雪崩の危険があるため、「カールの下を歩くように」と注意書きがしてあり、登山道を示す矢印の方向に進むと、冬季用の登山ゲートがあり、ここから一旦カールの底に下りる。 

[08:42 ラッセル]
若いというのもあり、僕が先頭となり、つぼ足でラッセルして浄土乗越に向かう。積雪は一番深い所で膝下程度であり大した事はない。家を出る前に3/25に登った方のHP記録を見て「ワカンは不要」と書いてあったので今回ワカンは持ってきていない。積雪量にもよるが、この程度の積雪であればつぼ足で十分だった。 
浄土乗越に向かう途中で宝剣岳へと続く左の尾根を見ると、数グループが取り付いていた。
[09:16 アイスバーン斜面を登る]
浄土乗越へと続くルートの中腹辺りでラッセルは終わり、残りの斜面はガチガチのアイスバーンとなる。中腹から上の斜面の傾斜はかなりの傾斜であり、一度転んだら一気に中腹まで滑落しそうだ。転んだ場所が悪ければ中腹にある岩に当って大怪我しそうだ。アイゼンの爪を効かせながら、足を逆ハの字に置いて、ピッケルを上手く使って急登を登る。 
[09:25 乗越浄土]
乗越浄土の直下の斜度はどんだけーと言う位に急であり、まるで壁を登っているかのようだった。何とか雪崩にも巻き込まれず無事に乗越浄土に到着。

まさこさんもしんごさんも無事到着。今回の登山はこの乗越浄土直下の急斜面が一番の注意箇所なので、ここを登り切った事で木曽駒ヶ岳の山頂はゲットしたも同然だ。
[10:03 木曽小屋]
乗越浄土の到達したはよいが、風がアホみたいに強くて休憩どころの騒ぎでは無い。近くにある木曽小屋の裏側に回って風をしのいで小休止。写真は天狗岩と三ノ沢岳。天狗岩は天狗よりも犬に見えるのは僕だけか? 
[10:35 中岳に向かう]
小休止を終え、今度は広い尾根道を強風に煽られながら中岳に向かう。中岳に向かう途中では、看板の抜け殻にエビのしっぽが付いていた。でも茶色くて汚なく、ニュースで今年は黄砂が凄いと言っていたが、これも黄砂の影響なのだろうか? 

[10:27 中岳]
夏シーズンは中岳を巻いて行けるのだが、冬季は危険そうなので中岳を越えて木曽駒ヶ岳に向かう。中岳へは大した登りでもないので、直登して中岳の山頂に到達。山頂からは宝剣岳や空木岳岳方面の中央アルプスの稜線が一望できる最高の展望だった。中岳からは一度下って登り返すと木曽駒ヶ岳山頂だ。
中岳から木曽駒ヶ岳を望む。
中岳から御嶽山を望む。
[11:26 木曽駒ヶ岳]
頂上山荘で風を避けて昼食を食べてから木曽駒ヶ岳山頂に向かう。山頂に到達すると、中岳同様中央アルプスの山々、御嶽山、八ヶ岳、北アルプス、南アルプスと展望のオンパレードで、たまらなかった。しんごさんは百名山の72座目ゲットで喜んでいた。
木曽駒ヶ岳山頂にて撮影。
宝剣岳から先は中央アルプスの山々が続く。
宝剣岳をズームで撮影。夏と違って氷の鎧に覆われており、冬に山頂直下をトラバースするのは技術と装備が必要だ。
[12:05 頂上山荘]
山頂で展望を堪能したら寒いのですぐ下山に移る。再び中岳に向かう手前の頂上山荘の屋根についたエビのしっぽを撮影。どんだけーという位にエビのしっぽがびっしりと付いていたが、相変わらず茶色くて汚い。シュカブラ撮影メインでやって来ている写真家のおじさんに途中で出会ったが、今日は被写体を探すのに苦労するだろうな。 
[12:27 天狗荘]
再び中岳を越えて、天狗荘に到着。天狗荘付近から宝剣岳を撮影。冬の宝剣岳は非常に厳しい山容だ。 
シュカブラと伊那前岳。近くにいたシュカブラ撮影をしているおじさんは「今日は良いシュカブラが無い!」と嘆いていたが、我々にはこれで十分だ。
[12:41 宝剣山荘]
宝剣山荘に到着。時間がたっぷり残っているので、ここでゆっくり宝剣岳の写真を撮影していたが、山頂直下をトラバースするグループが見え、3人で驚きつつも写真を撮影した。
宝剣岳と天狗岩。
宝剣岳山頂直下をズームで撮影。
[13:00 乗越浄土]
宝剣山荘付近で写真を撮りに撮りまくって満足したところで、浄土乗越を下って千畳敷に向かう。 
急傾斜は登りよりも下りのほうが注意が必要であるが、本当にロープが要るのか僕には分からなかった。
アイスバーンエリアを過ぎた辺りからスキーヤーがドロップインしていて気持ち良さそうだったが、雪が重くて途中でコケていた。
[13:43 乗越浄土~千畳敷間中腹]
乗越浄土からは南アルプスの山座同定を楽しみながら下っていく。

朝と違ってトレースが沢山できており、さすがに午後になると雪が腐って重くなっていた。
[14:15 千畳敷]
カールを一旦完全に下りきって、少し登り返すと千畳敷畳敷に到着。カールを見上げると朝よりも天気が良くなっており、光の具合も最高で写真を撮っても様になる。
千畳敷カールのパノラマ写真を見る1 | 千畳敷カールのパノラマ写真を見る2


[15:17 千畳敷ロープウェー]
名残惜しいが、明日から仕事なので帰らなければならない。ロープウェーで南アルプスの山座同定をしながら下山する。 
[15:30 しらび平]
しらび平に到着。到着すると既にバスが待っており、待つ事なく菅の台駐車場に向かう事が出来た。帰りは「こぶしの湯」で温泉につかって、駒ヶ根名物の「ソースカツ丼」を食べてから帰路についた。 
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2006年4月11日 | コメント/トラックバック(0)|
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