1日目はこちら、2日目はこちら

行程

5月5日(3日目)
千石沢のコル直下(04:34)ー千石沢登山口(05:03)ー五樽分岐登り口(05:41)ー山犬段(06:21)ー板取山(07:25/07:38)ー天水(08:11)ーウツナシ峠(08:23)ー横沢の頭のコル(09:01)ー沢口山(09:25)ー富士見平(09:56)ーヤマイワカガミ群生地(10:29)ー寸又峡(11:00)

登山記録

3時に起きてテントの入口から顔を出して空を見上げると、星が見えないので曇りのようだ。3日前の天気予報では今日は「曇りのち雨」の予報であり、雨の中歩くのが嫌いなので、さっさと準備して早出しよう。と思っていたのだが、何だかんで出発するのは4時半になってしまう。起きてからパパッと準備をして30分後位にはテントを撤収している位が理想なのだが、朝はどうしてもグダグダ無駄な時間を過ごしてしまい、これは今後の改善点だ。ヘッドライトの明るさをMAXにして、大きな石がゴロゴロしている千石沢を下っていく。
DSC00001

DSC00002

暗くて写真は撮れなかったが、最初は大きな石がゴロゴロしている涸れ沢を下り、進行方法左側から勢いよく水が流れてくると千石沢登り口は近い。何度か対岸に渡り、崩れやすい斜面を滑落しないように下りきると林道に突き当り、千石沢登り口に到着。朝一でいきなりハードな沢の下りだった。
DSC00006

千石沢登り口から犬山段までは崩落しまくりの林道歩きとなる。林道は車が走れるほど平らな箇所も残っていれば、崖崩れでどうやっても車なんて通過できない箇所もあり、人間が自然の力に根負けしてほったらかしにされた上を歩いて行く。(景気が良くて金があればいくらでも修復するのだろうが・・・。)
DSC00007

DSC00008

途中で「携帯通話可」と書いてあったような標識があったので、DOCOMOのスマホを起動するが圏外だった。(すぐに切ってしまったからだけで、粘れば電波が拾えたかもしません。)
DSC00009

工場長さんがお宝を発掘した小屋に入ってみたが、箱の中に新聞は沢山あったがお宝は見当たらず、誰かが持ち去ったようだ(笑)。
DSC00010

広くて素晴らしい林道を曲がると五樽分岐登り口に到着。ここから犬山段側に少し行ったところで林道が完全崩落している情報は仕入れていたが、昨日出会った登山者にロープが敷設された事を聞いているので、登り返す事はせずそのまま進む。
DSC00013

DSC00016

DSC00021

DSC00022

噂の崩落個所の到着。どれだけ凄い崩落なのか気になっていたが、車は絶対に無理で人ですらロープが無ければとてもじゃないが通過出来ない程の崩落だった。崩れた下は落ちたら即死亡といった感じであり、完璧にロープに頼って崩れやすい足元に注意しながら何とか通過した。
DSC00023

DSC00024

崩落地点の先には地図に記載の水場があり、金属製の器に並々と水が溜まっていた。
DSC00027

DSC00028

崩落→修復のスパイラルを脱却した立派な斜面を通過。こういうのを見て文句言う人もいるかもしれないが、これで飯を食っている人もいるので自分には何も言えない。
DSC00033

DSC00041

DSC00042

ゲートを通過し少し行くと山犬段に到着。小屋内部を見てみたかったが寝ている人がいると迷惑かと思い、中には入らなかった。小屋前の見晴らしの良い場所にはベンチとテーブルも設置されており、ここでゆっくり泊まれたら最高だろうなと思った。
DSC00044

小屋から沢口山方面に進むと山犬段山頂の標識があり、ここが山頂な事にびっくり。パノラマ写真の撮影意欲が湧かなかったが、今度来た時に天気が良かったら撮影しよう。ここからは暫く車道歩きが続く。
DSC00050

DSC00051

DSC00052

途中のトラバース道分岐で八丁段に登る事も出来たが、微妙が天気だしこれ以上疲れたくなかったので迷わず車道のトラバースを選択。崩壊激しく修復中?のホーキ薙を振り返り見て、ここから登山道に復帰する。
DSC00054

今朝出発してから久し振りの登りでヒーヒー言いながら広河原峠に到着。熊さんが出そうな雰囲気だったので、ここでストックに鈴を付けて進んでいく。
DSC00059

全体からするともうゴールは近いのだが、最後の最後まで微妙なアップダウンがあって筋肉痛の足にはキツイ。何とか登り返して板取山に到着。もうとにかく雨の中歩きたくない一心でここまで無休憩で来たが、さすがに疲れたのでベンチに座って休憩。風は強くないが日差しがなく寒いので、行動食を食べて再び歩き出す。

板取山のパノラマ写真を見る

0505sumatamini

DSC00079

樹林の隙間からツツジを覗きつつガレている登山道を進むと天水に到着。ここは晴れていれば昨日・一昨日歩いた山々が一望出来て、縦走の締めくくりのご褒美になっていたのだろうが、今日は生憎の天気で山々はガスって何も見えなかった。
DSC00086

バイケイソウの葉っぱの群生を見ながら下っていくとウツナシ峠、新緑の木々がまばらに生えている広い尾根の道を木に書いてあるマーキングの通りに進むと横沢ノ頭のコルに到着。ここまでくれば後は沢口山を登り返して後はほぼ下りだけなので気が楽になったのだが、天気が持たずここで雨が落ちてきた。樹林のお蔭でそんなに濡れないので、ザックカバーだけ付けて沢口山を登り返す。
DSC00094

DSC00096

最後の最後がそこそこ急であるが、まともな登りはこれで最後なので我慢して登っていくと3月に沢口山に登った時にも通過した分岐に到着。ここからすぐ先に山頂があり、証拠写真を1枚撮影して山頂のすぐ傍にある屋根付きの休憩所で雨宿りする。ガスって何も見えないのでパノラマ写真は撮影しなかったが、3月に登った時に展望を見ているので何も悔しがる事もなく、行動食を食べて雨具を着てから寸又峡に下る。(3月に撮影した沢口山のパノラマ写真はこちら
DSC00097

DSC00098

DSC00099

山頂直下の急斜面を下っていくと鹿のヌタ場であり、カエルの大合唱が聞こえるかと思いきや辺りはシーンとしていた。今年は雪が多かったのか寒いのか分からないが遅れているようだ。鹿のヌタ場のすぐ横にあるミズナラの大木も相変わらず大きかった。
DSC00100

DSC00101

DSC00103

途中雨の中でも頑張って登ってくる登山者6人に挨拶しながら下っていくと富士見平に到着。こんな天気じゃ富士山も見えないのでそのまま通過。
DSC00104

途中の展望所から寸又峡の施設や民家が見え、温泉に入るのが楽しみで仕方がない。
DSC00109

DSC00108

今年は花も遅いかと思ったが、ヤマイワカガミ群生地には白いイワカガミが沢山咲いていた。雨でカメラを濡らしたくなかったのでゆっくりは撮影出来なかったが、久々に見るイワカガミは可愛かった。
DSC00112

ヤマイワカガミ群生地から下は歩いていてもつまらない林道歩きが続き、飽きてきたところでついに寸又峡に到着。雨だというのに寸又峡の駐車場はどこも一杯であり、傘をさしたり、カッパを着たり、ずぶ濡れになっていたりと様々な観光客が夢の吊り橋に向かっていた。こちらも雨でずぶ濡れだが後は温泉に入って帰るだけ。ゲート付近にある「しらかば屋」で3日分の駐車代金1,500円を支払い、駐車場からすぐ近くの「美女つくりの湯」の露天風呂で雨で冷えた体を温めて復活。ここの風呂は洗い場は少ないが、相変わらず最高の湯だった。
DSC00114

DSC00115

温泉から上がった後は、大菩薩のまるかわ荘で出会った工場長さんの喫茶店(川根本町の”四季の里”の二階)に向かう。工場長さんの喫茶店は山の写真が沢山で山屋にはたまらない空間であり、注文したハンバーグ定食(サービス付)は激ウマ。工場長さんに見せて貰った戦前の山岳雑誌を片手に、スイーツにコーヒーに川根紅茶も味わいながら時間も忘れて1時間半位はくつろいでいたような気がする。本当は山の写真を楽しんだり撮影しまくりたかったのだが、一般のお客様に「この店は変な人が多い」と勘違いされて営業妨害になってしまいそうなので大人しく帰る事にした(笑)。
20140505_133106

最終日こそ雨に降られたが、初日と2日目は天気も良く、憧れの黒法師岳・バラ谷の頭に登る事が出来て最高の縦走だった。もはや今年の目標は達成(今後どうすんだ?)。メタボ腹でも行程を短くすれば2泊3日位なら歩ける事も分かったし、もう少し体を引き締めて次回の縦走は楽に歩けるようになっておこう。

終わり